パーミーが登場すると、場末臭ただよう田舎ディスコに
まるで天使が舞い降りてきたような神々しさが広がって、
彼女のまるで造り物のような可愛らしさに、客層の中心を占めると思われる
モーターサイのお兄ちゃん風の観客達は「オォォォーーー」と目を見開き
目の前の歌姫をあがめています。まるで戦場に降臨した女神様。
私はパーミーの曲はほとんど知らないし、ライブも初めてだったけど、
いやー、楽しかった、楽しかった。ステージ上でクルクルと表情を変えて動き回る
パーミーはもう楽しくってしょうがない!超幸せ!そんな気持ちが表情に溢れてて、
キラキラ輝く彼女を見ているだけでこっちまで幸せな気分になります。
パーミーって歌うことが大好きなんだろうなぁ、きっと。
会場から「ルークトゥンやって!」と声がかかると、パーミーは任して!とでも言うように
楽器隊に声をかけると、腰に手を当て体をくねくねさせてルークトゥンを歌い始めました。
実はルークトゥンが好きだと思われるID4の観客の皆さんは大喜び、
日本から来たルークトゥン好きの友達も大興奮しています。
初めてタイでライブを見るその友人は、日本で音楽関係の仕事をしていたことが
ある人ですが、彼女はタイのライブに相当感動していました。
なんてったってこの近さ。手を差し伸べればすぐ握手してくれる距離、
リクエストに応えてくれる気安さ。そしてタイの人達の盛り上がりっぷり。
見せる、というより一緒に歌って楽しむライブ。
そして一緒に写真を撮ってもらった時のパーミーの心遣いに感動して、
「これでタイがまた好きになった」とかなーり感激していました。
やっぱりライブは楽しいなー。しみじみ。